コロコロはり実践講座

 平成27年5月17日(日)09:30~12:00日本鍼灸会館2階にてコロコロはり実践講座を開催しました。講師は目黒支部の林真紀子先生。前半は講義、後半はコロコロはりの実技を披露していただきました。参加者25名中、鍼灸師17名(東鍼会会員6名)学生8名。

 コロコロはりは小児鍼をベースにした子どもの健康法でスプーンを使って行います。腎経と膀胱経を刺激することで身体の調子を調えます。「コロコロはり教室」はコロコロはりを指導するだけではなく、お母さんのためのツボ講座もセットで行うのが特徴です。お母さん達に向けての情報も発信することで、教室終了後にはお母さん達に鍼灸の効果をしっかり実感していただき、東洋医学の良さを子育てに生かして頂けるようになることを一番の目的としています。子育て中の親子さんに「何かあったら鍼灸院へ!」と思っていただけるキッカケになる活動が出来たらと考えて始めたそうです。

 講義ではコロコロはりの目的から始まり、1回60分の教室プログラムの説明、そして実際に企画・開催する方法までかなり詳しく語って頂きました。続いて筆者が実際に今年2月に行ったコロコロはり教室の講師初体験記をお話ししました。直前まで参加者が集まらないなどの困った話を赤裸々に語らせて頂きました。

 後半は小児鍼とコロコロはりの実技。小児鍼は初めて、という参加者もいらっしゃったのでまずは「コロコロはり」の名前の元であるローラー鍼の練習をしました。ローラー鍼は鍼自体の重みを活かして軽くなでるように使うのですが、これが想像よりもうまく扱うことが難しいようでみなさん苦戦していました。続いてスプーン練習。スプーンの方がローラー鍼より扱いやすいためか、林先生から早い段階でお済付きをもらう参加者が多かったです。コロコロはり教室で行うのは治療ではなく健康法なので、スプーンを扱う時はとにかくソフトに、大切なのはやりすぎないことです。ラストは赤ちゃんモデルに登場してもらって実際のコロコロはりの流れを説明して終了となりました。解散後は林先生に質問する参加者が多く、教室開催に対しての意欲の高さを実感しました。以下、参加者の感想抜粋です。「子どもの鍼に興味のある方、本当に多いので私も講習会をやってみたいと思いました」「子どもから老人、緩和ケアにも生かせると思いました」「ローラー鍼は力加減が難しい」「実際に講座を行う時のポイントや、注意する点、事前に準備しておくと良いものなど詳しく分かったのでとても参考になりました」

 自分もやってみたいけれどどうしたらいいかわからない、という先生方の参考になれば幸いです。お一人でも多くの先生がコロコロはり教室を開催されることを楽しみにしております。

報告:荒井えり子
1コロコロはり写真

2コロコロはり写真

コロコロ鍼写真3