葛飾支部地域包括ケアシステム参入の取り組み

葛飾支部 「介護予防運動とツボ体験教室」の報告

葛飾支部では、平成27年11月14日(土)14:30~16:00 地域包括支援センター堀切が主催する小菅憩い交流館での「オレンジカフェ」にて、介護予防運動とツボ体験教室を開催しました。
参加スタッフは、葛飾支部からは小林先生と私、足立支部の金子桂子先生、墨田支部の川井大輔先生がご協力して下さり、合計4名でした。
当日は、小雨の中どれくらいの人数の方が来てくれるのか少し不安になりましたが、25人の方の来場でほぼ満席の状態での開催となりました。

教室の話をする前に、「オレンジカフェ」について少し説明させて頂きます。これは、地域包括支援センターが、月に1回主催している高齢者、介護をする家族、介護に携わっている方、地域の方々のためのコミュニティーの場です。今回の教室は2回目で、10月に行った堀切のカフェが好評を頂いた結果、小菅地区でも開催の運びとなりました。「オレンジカフェ」は憩いの場なので、運動やツボ体験を通じて利用者さんとふれあい、鍼灸師を身近に感じていただけることを目標に行いました。

教室の進行は、最初に、利用者さんに自己紹介をしてから、介護予防運動です。小林先生が運動の説明を行い、私が運動を担当し、金子先生、川井先生は、周囲の方々への声掛けや運動の仕方を見ていただきました。運動の内容は、ストレッチ4種目、筋力アップ運動5種目で、25分ほどの運動でしたが利用者のみなさん笑顔で最後まで運動ができました。

その後、ツボ体験教室です。前回の教室では、糸状灸も行いましたが、今回は、施設の事情で火は使えないとのことで、身近にあるものを道具として体験して貰うことにしました。ツボ教室のはじまりは、司会の小林先生が日鍼会のパンフレット「家族みんなで、鍼と灸」を使って、鍼灸講話をした後、お湯を入れたペットボトルを利用者さんに配り、ツボの効能を説明しながら、大椎や手三里、足三里を温めます。「温かい」、「気持ち良い」、「ホッとする」などの喜びの声が、あちらこちらから聞こえてきます。温灸の後は、かっさです、腕や顔、頭など、段ボール製のかっさで、皮ふを接触刺激します。またローラー鍼なども紹介しました。顔や腕を刺激して血流がよくなったのか、顔に赤みが出てきた方が何人か見受けられました。ツボ体験が一通り終わったあと、利用者さんから「私は、足がつって困る、何か良いツボはないですか?」「耳鳴がある」「膝が痛い」「肩がこる」「よく眠れない」「先生は、どこで治療院をやっているの?」「鍼でこの症状治るのかしら?」などちょっとした医療相談コーナーになり、運動のやり方やツボの位置、養生の仕方、医師の受診をすすめたりして、4人のスタッフが忙しく対応しました。

利用者さんが自分のお困りの症状を私たちに相談する様子を見て、鍼灸師の我々に信頼を置いてくださっているのだと感じ、鍼灸が地域ケアで活躍できる可能性を確信し無事に教室を終えることができました。
                             報告者 小口政博