日本伝統鍼灸学会主催 鍼灸臨床家のためのセミナー 伝統的な鍼灸臨床とは 〜臨床現場の実際を語る〜
主催 日 本 伝 統 鍼 灸 学 会
後援 東京都鍼灸師会 東京都はり・きゅう・あん摩マッサージ師会
主管 日 本 伝 統 鍼 灸 学 会 広 報 部
1、本セミナーのねらい 様々な理論や施術方法がある日本鍼灸の多様な考えや技術をどのようにして臨床で使用してい るのか。臨床の実際を講師の臨床家と語り合い、質疑応答を交えながら、現場で必要な「臨床 力」を養う。
2、本セミナー開催の理由 様々なスタイルが存在する日本の伝統的な鍼灸治療の普遍性とは何か? 伝統鍼灸学会の会員は母体となる賛助会員団体を持っている方がほとんどで、伝統鍼灸の普遍 性を考えようとしても、自らの流派に帰属しているため難しいのが現状ではないでしょうか? それぞれに、証、脈診、切診など、会派・流派・個人で千差万別なうえ、エビデンス、ファッ シアなど、現代科学の視点で語られることも多くなってきました。
臨床で直面する現象は「学問」だけでは語れない「技術」の世界があるというのは臨床家の共 通な思いでしょう。本セミナーでは、対処の思考方法に目を向けることで、それぞれが共通し て持っている要素を見出すきっかけにしていただきたいのです。
また、現代医療の現場における手段の行き詰まりから、鍼灸に対して伝統医学的な考え方の呈 示を求められる機会は増えてきています。今後ますます、伝統医学的な考え方を持った鍼灸師 であることが求められることが考えられ、伝統医学的な考察力は時代のニーズと言えます。
医学の共通課題である身体の現象に対して、どのようにアプローチして手段を選択し結果を出 すのか?そして、その過程のなかにある伝統鍼灸の論理性、そのために必須の資質や技能とは 何か?これらを明確にして、真の専門性を担保していただきたいのです。
次世代の医療のニーズは治未病であり、臨床の現場でこれに正面から向き合っている専門家こ そ鍼灸師であるという矜持と自信をもち、未来に貢献できる本物を身につけて頂くことがねら いです。
第2回講師 戸ヶ崎正男
3、期日第2回令和元年9月8日(日)13時00分~16時30分
4、場所【9月8日】慶應義塾大学信濃町キャンパス新教育研究棟4階講堂
5、募集人数 先着120名(定員になり次第締め切ります。)
6、各回受講料 一 般 6,000円 一般学生 4,000円 日本伝統鍼灸学会会員 3,000円 日本伝統鍼灸学会学生会員 2,000円 ※日本伝統鍼灸学会への当日入会も受付けています。学生の方は学生証をご持参ください。※セミナ ー当日の学会への入会手続きは2019年度の会員としての受付となります。 ※セミナーは会員区分で受講できます。その際、参加費は一般区分でお振込いただき、当日差額をご 返金させていただきます。 申し込み メール送信の上、期日までに参加費の振込みをお願いします。
7、日程 12:30 受付 13:00 開会挨拶、注意事項、
13:10 講義90分 日常の臨床における診察・診断・治療の一連の流れの概要説明。
診察における具体的な視点とその際に必要となる技術・資質はどんなものか?
診察の結果をもとにどのような実態を捉え、診断するのか? 診断の結果から導き出される治療手段選択の根拠は何か? 14:40 休憩10分 14:50 実技70分
講義で説明した診察・診断・治療の流れが分かる実技披露。 診察のやり方と具体的現象からの診察結果が分かる内容の説明。
診断を基にした診断の所見と治療手段の説明
16:10 質疑応答20分
臨床現場でよくある症状に対する所見と治療手段ついて
16:30 閉会挨拶