質問コーナー

はり、きゅうに係わるQ&A
このコーナーではいろいろな質問にお答えしましょう

どんな病気に「はり・きゅう」が効果的なのでしょうか?

はりきゅう治療は痛みに対して、即効的な鎮静作用が期待できます。しかし、はりきゅうが得意な分野は勿論、鎮痛ばかりではありません。 自律神経やホルモン系の不調による病気にも大きな効果を発揮します。人間のからだは神経とホルモンによって微妙に調整されて、体内外のあらゆる変化に対処しています。この調整にも作用が期待できます。

また病気というものは、血液循環と大きな関連を持っています。血液循環が悪くなると、大抵の病気も治り方が遅くなります。はりきゅうをすることによって、全身の血行が良くなり、病気の回復や予防、健康維持のお手伝いをします。しかも副作用はありません。

はりきゅうを適切に用いることで、様々な病気にも効果を発揮しますので、専門の鍼灸院で詳しく、ご相談いただくことをおすすめします。

はりは、痛くないって本当ですか?

はりというと、縫い針や注射のイメージをお持ちになる方が多いのではないでしょうか。ところが、はり治療に使用する鍼(ハリ)は前記の針とは比較にならないほど細いものを使用いたします。はり治療を経験なさった殆どの方が「思っていたより痛くありませんでした。むしろ心地よい感じ・・・」といわれます。鍼(はり)は注射のような痛みや出血はありません。 病気や症状を治すためです。思い切ってはり治療をお試し下さい。きっと「はり治療を受けて良かった」と思われることでしょう。

感染性の病気がこわいのですが、消毒はどのようにするのですか?

ウイルスや病原菌の感染を予防するため、私たち東京都鍼灸師会の会員は、はりの消毒に外科手術の器具等に用いられている、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)を使用しています。また、ディスポーザブル(使い捨て)鍼の普及もしています。

スポーツによる障害にも効果があるのですか?

プロ・アマを問わず、スポーツ選手がはりきゅう治療を愛好することは、広く知られています。 テニスによる肘・肩の痛み、ゴルフによる腰痛、腱鞘炎、肉離れなど・・・はりきゅう治療が大いに活躍します。

近年、一般のスポーツ人口が増え続けるに従い、間違った練習法や日頃の運動不足にもかかわらず、急に無理な運動をする結果、筋肉痛を起こしたり、関節痛、捻挫などスポーツ障害が絶えません。

このような時には、はりきゅう治療が最も効果的です。 しかも、スポーツ後の疲労回復にも著しい効果を発揮いたします。

はりきゅうの治療は健康保険が利かないんですか?

健康保険の取り扱いができます。

それは医師による適当な治療手段のない慢性病6疾患で、医師がはりきゅう施術の同意をした場合です。その場合、同じ病気では医師の治療・投薬が受けられなくなりますので ご注意下さい。

【適応6疾患】
神経痛 リウマチ 頚腕症候群 五十肩 腰痛症 頚椎捻挫後遺症

但し、事前に保険取り扱いをしているか否かを、お受けになりたい治療院にお問合せ下さい。

鍼灸師になるにはどうしたらいいのでしょうか?

正式には、はり師・きゅう師という2つの免許になります。

この免許は、厚生大臣により交付されるわけですが、厚生省指定の養成機関にて3年間所定の教育を終了した後に国家試験を受験し合格すると取得できます。

詳細は 財団法人 東洋療法研修試験財団のホームページをご覧下さい。