本講座は今年で3回目の開催になります。過去2回の講座において受講された鍼灸師・学生(約200名)は医療人としての資質を高めています。
本講座は、『診察学(鍼灸を生業とするために必要)の知識と実技(特定看護師レベル)を習得し、医師、看護師など他医療職との連携が取れるような資質の向上を目指す』事を目的とし、開催しています。
講師には、神経内科専門医・武田英孝教授(国際医療福祉大学神経内科)をお招きし、我々鍼灸師が日常臨床で必要とされる神経診察の「いろは」をご教授いただいております。
また、本講座は3年計画のstep (以下参照)を準備しております。このstepを経る事により医療人としての資質が向上し医療・介護・福祉などの専門職との連携ができる医療人を目指しています。
step by stepで共に成長して医療職としてskill upを目指しましょう!
【地域医療連携講座 診察学】の流れ
1年目:「診察学Ⅰ」(入門コース)
《しびれ》《頭痛》《めまい》など、症状別に症例検討を行い、
実践から日常診察の理解を促進して参ります。
*平成30年度受講の皆さまは、系統別より進めています。
平成30年度募集要項はこちら
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2年目:「診察学Ⅱ」(アドバンスコース)
系統別に、解剖学・神経学の理解を進めて参ります。
1年目で得た推論力の裏付けとして、基礎を得る内容となっています。
ここまでの2年間で、神経診察の基礎と診察力が皆さまに教授されます。
*30年度の「診察学Ⅱ」(アドバンスコース)は、症状別に開催されます。
定員:25名 条件:「診察学Ⅰ」修了者
平成30年度募集要項はこちら
3年目:「診察学Ⅲ」
30年度より「診察学Ⅲ」が開催されます。
内容は、武田教授の診察に陪席(見学)し、神経診察の実地研鑽を積むものとなります。また、診察終了後は武田教授との小カンファレンスの時間も設けております。2年間で得た知識が総動員され、診察力・推論力が飛躍的に向上する機会となる事は間違いありません。
定員:6名~8名 条件:「診察学Ⅱ」修了者
今後の展望
「診察学Ⅲ」の修了者を、地域医療連携が出来る鍼灸師として提示していく予定です。医療人として、地域医療の参画して参りましょう!