重要なお知らせ
~療養費の不正請求に係る「受領委任の取扱い中止相当」措置について~
令和7年6月19日付で、関東信越厚生局より、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師による療養費について「受領委任の取扱い中止相当」となった事例が公表されました。詳細は下記URLよりご確認ください。
関東信越厚生局 公表資料(PDF)
https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/070619_001.pdf
なお、今回措置を受けた施術者は当会の会員ではないことを申し添えます。
この事例は、東京都内の施術所において不正請求がおこなわれていたとして、関東信越厚生局東京事務所と東京都の共同監査の結果、療養費の適正な運用を著しく逸脱していたと判断されたものです。
東京都鍼灸師会から会員の皆さまへ
本件は、療養費制度の信頼性を大きく損なう深刻な不正行為として認定されました。
会員の皆さまにおかれましては、療養費の取扱いに際し、法令を遵守し、記録と請求を常に正確かつ誠実におこなうことが求められます。
療養費制度の健全な運用と、鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の社会的信頼を守るためにも、引き続き適正な施術記録の作成と正確な請求事務の徹底をお願いいたします。
不正請求の具体例と注意喚起
今回指摘された不正請求の内容のうち、以下のようなケースは保険者から被保険者へ送付される「医療費等のお知らせ」によって被保険者から疑義の連絡があり、指導や監査に至る事例が多く見られます。
・実際には施術をしていないのに施術を行ったとする申請(架空請求)
・実際には同日に施術したにもかかわらず、異なる日に分けて請求するなど事実と異なる請求
お困りの際はご相談ください
東京都鍼灸師会の療養費指導支援委員会では、療養費の申請等に関する個別のご相談にも対応し、きめ細やかなサポートを心がけております。
療養費の取扱いやオンライン資格確認などでご不安な点がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
<療養費指導支援委員会 質問専用メール>
toshinkai_hoken@harikyu-tokyo.or.jp