2025年度 地域医療連携講座
「小児に対する漢方・鍼灸」
2019年より東京都鍼灸師会では、東京女子医科大学附属東洋医学研究所(以下、東洋医学研究所)との共催で、さまざまなテーマで講座を企画してきました(下表)。昨年からは東洋医学研究所クリニック待合室にて講座を開催し、漢方診療をおこなう医師と鍼灸師の顔の見える関係作りに取り組んでいます。
今年は「小児に対する漢方・鍼灸」をテーマに講座を企画しました。
漢方は東洋医学研究所クリニックの宮川亨平医師、鍼灸は地域鍼灸院の岩元健朗鍼灸師を講師にお迎えします(岩元先生には実技も披露していただきます)。講演後には質疑応答の他、ご希望の方は連携に関する意見交換会や東洋医学研究所内の見学などにもご参加いただけます。
「東洋医学研究所と地域鍼灸院との連携(※外部サイト『ハリトヒト。』インタビュー記事へリンク)」にご興味がある方、また臨床での小児対応に課題を感じている方にとって、実践的なヒントとなる講座です。ぜひご参加ください。
(「同意書のお願いができるようになる」という趣旨の講座ではないことを予めご了承ください)
表:東洋医学研究所との共催講座
2019年12月 東京都福祉保健局委託施術者講習会「漢方の知恵でポジティブ・エイジング」
2020年1月 花粉症対策実践講座「花粉症」
2020年11 東京都福祉保健局委託講習会「東洋医学を学ぶ人へ伝えたいこと」
2021年6月、7月、9月 東京都鍼灸師会設立70周年企画「鍼灸師のための漢方診療講座」
2022年6月 東京都福祉保健局委託講習会「更年期障害」
2022年9月 東洋医学研究所設立30周年企画「鍼灸師を含めた医療連携の実際」
2024年7月 地域医療連携講座「心身症」
テーマ
「小児に対する漢方・鍼灸」
日時
2025年7月6日(日) 10:00~12:00(9:30~受付開始)
10:00~11:00(質疑応答含む)
演 題 「中国医学・漢方医学における小児治療 及び現代医療への応用」
講 師 宮川亨平医師
11:00~11:30(質疑応答含む)
演 題 「小児に対する鍼灸治療」
講 師 岩元健朗鍼灸師
11:30~12:00
意見交換会+東洋医学研究所内の見学(ご希望の方)
会場
東洋医学研究所クリニック待合室
最寄り駅:都営大江戸線 若松河田駅下車、若松口より徒歩約5分 牛込柳町駅下車、西口より徒歩約8分
:都営新宿線 曙橋駅下車、A2出口より徒歩約12分
アクセス – 東洋医学研究所
参加人数
30名(学生3~5名、東京都鍼灸師会学生会員が優先)、アーカイブ90名
講師
宮川 亨平(みやかわ きょうへい)先生
東洋医学研究所クリニック 医師
【講師プロフィール】
医師・日本東洋医学会漢方専門医・日本外科学会外科認定登録医
東京女子医科大学附属東洋医学研究所 助教
2008年 東京大学医学部医学科卒業。初期研修を経て埼玉県立小児医療センター・静岡県立総合病院で外科研修を行い、東京大学病院・埼玉県立小児医療センター外科で小児外科診療に従事する。その一方で学生の頃から日本史・中国史に関心を持っていたことから東洋医学に興味を持ち、2016年より現職。
小児・成人に対する東洋医学を中心とした外来診療に従事すると共に、医学生教育にも携わる日々を送る。
【講師から本講座のご案内】
本講座では、中国医学・漢方医学の中で小児がどのように捉えられてきたかを概説し、小児診療の特徴を東洋医学・西洋医学の両面から示します。
これをもとに、小児医療、特に自身が専門とする小児外科医療の中でどのような疾患に対して漢方薬が有効であるかを例示して解説いたします。
日常の小児対応の一助になればと思います。
岩元 健朗(いわもと けんろう)先生
鍼灸師/岩元鍼灸院 院長
【講師プロフィール】
明治鍼灸大学卒業後、東京医療専門学校で鍼灸教員養成科を修了。
臨床歴38年。東京・杉並区で開業しながら、東京呉竹医療専門学校にて鍼灸実技講師として30年以上、後進の育成にも尽力。
自律神経の不調、妊活、女性の体調管理、小児はりに加え、運動器疾患に対する鍼灸を専門とする。
東洋医学的診断(脈・舌・腹診)を重視し、患者一人ひとりに合わせたやさしい施術を提供。
【講師から本講座のご案内】
本講座では、東京女子医科大学附属東洋医学研究所クリニックからのご依頼により地域鍼灸院が対応した小児症例をもとに、医療機関と鍼灸院の連携の実際をご紹介いたします。
今回のケースは、低酸素脳症により身体機能不全がみられる3歳男児への継続的な小児鍼灸施術に関するものです。受け入れから治療方針の立案、保護者との信頼構築、治療の進展、そして連携の中で果たす鍼灸師の役割について、詳細な経過を通じて共有いたします。
参加費
■現地参加 定員30名
・東京都鍼灸師会正会員・新卒会員 2,000円(会員優待価格)
・日本鍼灸師会・準会員 4,000円(会員優待価格)
・協 力 会 員 2,000円(会員優待価格)
・学 生 会 員 1,000円(会員優待価格)
・非 会 員 6,000円
・一 般 学 生 3,000円
■アーカイブ受講 定員90名
・東京都鍼灸師会正会員・新卒会員 3,000円(会員優待価格)
・日本鍼灸師会・準会員 4,000円(会員優待価格)
・協 力 会 員 3,000円(会員優待価格)
・学 生 会 員 1,000円(会員優待価格)
・非 会 員 6,000円
・一 般 学 生 3,000円
※アーカイブ配信について
当日開催後、2週間程度編集作業をおこない、その後配信します。
☆本講座は(公社)全日本鍼灸学会認定講座Cに指定されています。
☆本講座は(公社)日本鍼灸師会学術研修単位に加算されます。
申込み期限
2025年6月29日(日)
申込み
お申込みはこちらからお願いいたします。
(受講料振込時の注意点についてもご確認ください)
○「@harikyu-tokyo.or.jp」からのメールが届くように各自ご設定ください。
○以下に該当するアドレスは事務局からのメールが届かない可能性がありますので、ご使用はお控えいただきたく存じます。
・hotmail、docomo、icloud、au、mac、softbankが、@以下に含まれるメールアドレス
(URLや添付ファイルがあるとサーバー側で受け付けない可能性が高い)
・「…」が@の前に含まれるメールアドレス(無効なメールアドレスとなる可能性が高い)
○迷惑メールフィルターやサーバー設定などによりご連絡が取れない場合、東京都鍼灸師会では責任を負いかねますので、ご理解・ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
【キャンセルポリシー・遵守事項】
(キャンセルポリシー)
振込み期限の翌日以降のキャンセルにおきましては参加費の返金は行いません。
(講習会遵守事項)
いかなる理由におきましても、東京都鍼灸師会並びに講師等の承認や許可無しに画面の撮影や、講演の録画・録音をする事を禁止します。また、著作権の関係などもあり無断での撮影や録画・録音は損害賠償請求などの対象にもなり得ますので、お守りいただきますようお願い致します。
〇「特定商取引に関する法律」第11条に基づく、通信販売についての表記
くわしくはこちらをご参照ください。
【非会員の皆さまへ】
この機会に東京都鍼灸師会学生会員・新卒会員・正会員入会をご検討お願いいたします。
当会への入会方法、各会員区分の特色はこちらからご確認ください。
当会主催の各研修会・講習会が会員優待価格でお申込みできます。
また、正会員は鍼灸施術を安心・安全に業を営むために鍼灸師賠償損害保険・特別労災保険・国民年金基金に加入できますし当会を通して療養費取扱も出来ます。
〇当会の特色、入会特典例(正会員の場合)
- 当会が頒布している、はりきゅう及びマッサージ用の療養費申請書作成システムを安価で使用でき、その取り扱いの指導や支援が受けられる。
- 各種保険取り扱い(療養費、労災、生活保護、自賠責)について指導や支援が受けられる。
- 当会主催の各種研修会・講習会に「会員価格」で受講できる。
- 東京都鍼灸師会の公認スポーツトレーナー鍼灸師を取得できる(要件あり)。
- 東京マラソン、レガシーハーフマラソン等の大会でケアスタッフとして参加できる。
- 支部が行う地域での活動(区民まつり、スポーツボランティアなど)に参加できる。
- 会のホームページから会員の施術所のホームページにリンクできる。
- 「東鍼会報」(会員向け情報紙)を年3回受け取ることができる。そのほか、鍼灸に関する情報を受け取ることができる。
- 賀詞交歓会・懇親会などを通じて、先達との交流により生業とするための助言を受けたり、親睦を深めたりできる。
- 施術中の事故、過誤に備えて損害賠償責任保険に加入できる。
- 個人経営の施術者として、労災保険に特別加入できる。国民年金基金に加入できる。
- 施術所の紹介サイト「鍼灸ネット」に無料で掲載できる。
- 日本鍼灸師会を通じて国が発出した保険関係の通知など、最新の情報を入手できる。
※東京都鍼灸師政治連盟の活動は東京都鍼灸師連盟HP でご確認ください。
連絡先:東京都鍼灸師会事務局(平日9:00~17:00)
TEL:03-3985-7501 メールアドレス:info@harikyu-tokyo.or.jp